人生を通して目指すもの

遠絡療法の勉強を始めたころに創始者の柯尚志先生からもらったメッセージがあります。

「病気や痛みなどの症状は、ただ表面に現れている体の症状であり、これは体の悪い部分を手術で取り除いたり、薬で抑えればよくなります。ただしその病気や痛みの本当の原因は患者さんのもっと根本的な部分にあります。これを治さなければいずれ同じ病気や症状が再発します。これを治療するのが本当の治療であり、そのためには目の前の患者さんを治すために、自分のすべてを捨てる覚悟で治療することが必要です。今日が新しい治療人生の第一歩です。」

「自分の命が尽きるときまで、いろいろ考えずにただ目の前の患者さまのために完全燃焼し一生懸命に治療をすること。これが天から与えられた使命です。」

大きな目標などを考えず、なんとなくながらそこそこ器用に人生を歩んできた自分にとって、やりたいと思うことが目の前に広がった時でした。

このとてもシンプルで力強い言葉が自分の人生の目標になりました。

治療家としての目標と遠絡療法という大きな道具を手にして、自分だけにしかできない治療を行っていきます。その中でも大きな使命として、耐えられないような痛みに苦しむ方の痛みを和らげ、弱っている身体だけでなく心にもエネルギーを導くことによって、生命力を輝かせていただくような「生命」の治療を行い続けることがあります。

自分自身の人生の使命に向かって完全燃焼で臨んでまいります。